☆エストロゲンが減るとどうなるの?

 

女性は、更年期になるとエストロゲンの分泌が低下し、それによってホルモンバランスが崩れることで、体や心に様々な障害があらわれ始めるの。

 

 

どのような症状ですか。

 

身体症状では、突然顔が熱くなったり、汗が止まらなくなる、動悸や頭痛、めまいなどの症状があるわ。心の症状では、イライラや憂鬱、不安感などの症状があるの。更年期障害には個人差があるから、気にならない程度の症状の人もいれば、日常生活に支障をきたす人も出てくるの。

 

こんなにたくさんの不快な症状が起こるんですね。

 

それに悪玉コレステロールが増加して、高脂血症になりやすく、そこに高血糖、肥満なども加わると動脈硬化が進んで心筋梗塞などの発症率が高くなるリスクもあるのよ。他には骨密度の低下が見られるようになるわ。エストロゲンには骨密度を正常に維持する働きがあるから、エストロゲンの分泌が低下すると、骨粗しょう症にかかりやすくなるの。

 

だんだん不安になってきました・・・。エストロゲンの低下はさけられないとして、治療法はないのですか?

 

少なくなったホルモンを補う治療が有効よ。ただ、エストロゲンには細胞活性の働きがあって、癌のリスクが上昇する恐れがあるから単独での投与は難しくて、黄体ホルモンも同時に投与する必要があるのよ。

 

 

更年期障害を改善する治療なのに癌のリスクがあがるんですか?

ホルモン補充治療はデリケートな治療になるので、医師との相談が不可欠なの。それに持病があると投与できない場合もあるので、その場合は漢方薬をいくつか組み合わせてホルモンバランスを整える方法もあるのよ。

 

なるほど・・・。では、日常生活の中で更年期障害の予防はできないのでしょうか。エストロゲンを多く含む食品をたくさん取るように心がけるとか。でも副作用がありますよね・・・。

 

そのため、エストロゲン製剤の開発では、乳がんの増殖は抑えるけど他の組織に対する影響は通常のエストロゲンと同じになるような薬を各社が作ろうとしているの。でも、ハナビラタケというキノコには、更年期障害を予防する可能性があるみたいよ。

 

 

 

ハナビラタケ?