『気づき』で『リセット』


健康上の男女の差について、もう少しお話しますね。

 

厚労省の「人口動態表・最新がん統計」によると、日本人の三大死因である「がん・心臓病・脳卒中」のうち、がんにかかるのは、30歳代後半から40歳代では女性が男性よりやや高いのですが、60歳代からは男性が女性より著しく高くなります(図)。

また、がんで命をおとすケースは、男女とも、おおよそ60代から増加し、高齢になるほど増えますが、60代以降は男性が女性よりはるかに高くなっています。

 

いずれにしても、男性のほうが病気になってからでないと、自分の健康に気をつけるようにならないのは明らか。気づいたときには手遅れになってしまっているケースも、残念ながら見られます。

とは言え、絶望するには及びません。誰でも人生の中盤以降に一度は病気になるのはしかたがありません。病気になったらなったで、それをきっかけに、二度とならないように自分で生き方を変えていけばいいのです。反省点があれば改善し、そこからライフスタイルを変えていけば、いくらでも挽回ができ、向上していくことも不可能ではないのですから。

これこそが、私が常日頃、患者の皆さんたちに口を酸っぱくしてお伝えしている「リセット」ということです。


私たちは、希少なキノコ「ハナビラタケ」から

「サイレントエストロゲン」という新しいカテゴリーの

細胞活性を発見しました