時代は「個の医療・個の予防」


現在、日本人の平均寿命は女性が87.14歳、男性は80.98歳で、男女とも80歳を越えています。しかしながら、自立した生活を送ることができる「健康寿命」のほうはどうかというと、男性72.14歳、女性74.79歳(WHO保健レポートより)となっていて、男女とも晩年の10年近くの年月を、程度の差こそあれ、なんらかの病気を抱えて医療機関にかかるか、介護が必要な状態となっているんです。

残念ながら2001より2010年まで平均寿命、健康寿命は延びたにもかかわらず健康でいられない年数、介護が必要な期間は減少しておりません。

現在、85歳以上の人口はおよそ500万人。「国立社会保障・人口問題研究所」の予測によると、20年後の2035年には、85歳以上の世代が、その2倍の1015万人になるといわれています。介護や医療が必要とされる人口が、単純計算でも、いまの2倍も増えるというわけです。

 

ちなみに、60年前の日本の人口はおよそ6500万人。現在は1億2700万人ですから、単純計算で、医療費も2倍程度に高騰しているというのであれば順当でしょう。しかし、実際には2388億円から40兆円にまで増大しているのですから、まさに驚愕の数字です。

医療が高度になって進歩すればするほど、医療費もどんどん高騰していくのはやむをえない面もあるとはいえ、高騰しつづける医療費に歯止めをかけるためにも、なんらかの手を打たなくてはなりません。それにはまず、できるだけ医療にかからないですむような健康づくり、体づくりをしていくことが求められます。そのためにも、いまこそ個々人にあった「個の医療、個の予防」と呼ばれる分野を充実させていくことが急務になっていると考えられるわけです。


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