カラダの「酸化」と「還元」①


空気中に含まれる酸素によって、物が腐ったり、疲弊したり、老化したりすることを「酸化」といいます。その反対が「還元」で、還元状態では、酸化が止まり、物が腐ったり老化したりするのを遅らせることができます。

 

人間の体内でも、同じようにこの酸化・還元が絶え間なく行われています。体のなかの体液の化学成分は、その酸化・還元反応に大きく関わっていて、このバランスが崩れ、酸化状態が優勢になると、発熱や苦痛、体調の不調などといった形で具体的に表れます。

 

体の酸化が生活習慣病の原因になることは明らかで、糖尿病やある種のがん、アルツハイマー病、リウマチや関節症も体の酸化が原因といわれています。酸化還元電位の値が高いほど、活性酸素・フリーラジカルが体内で作られやすい状態になります。一方で活性酸素・フリーラジカルは、私たちの体内の細胞でも少量は作られていて、生きるうえで必要なものなので、肉体の酸化還元の度合いを唾液で測定することで、自分の健康度を常にチェックすることができます。

 

片寄った食事や喫煙、不摂生、不健康な生活習慣、ストレスや何らかの病気などが引き金となって、活性酸素、フリーラジカルが過剰に作られ、抗酸化力とのバランスが崩れた状態が続くと、細胞が傷つき、老化の促進や生活習慣病をもたらすことになります。通常は呼吸で取り込んだ酸素の1~2パーセントが活性酸素として悪さをします。 さらに環境汚染、ストレス、アルコールの過剰摂取、喫煙、激しい運動、不規則な生活、過剰な紫外線、偏った食生活、避妊薬、ホルモン治療薬などの薬品摂取は、それを助長します。 活性酸素・フリーラジカルが関与する主な変性と疾病には、歯周病、口内炎、しみ、しわ、パーキンソン病、アルツハイマー病、糖尿病性網膜症、白内障、気管支ぜん息、喫煙による気道障害のほか、虚血性不整脈、心筋梗塞、高血圧、急性胃粘膜障害、胃潰瘍、大腸炎、すい炎、筋萎縮性側索硬化症、免疫不全、膠原病などがあります。

 

口腔内に常在する細菌が、肝臓によくない影響を及ぼすこともわかってきています。 このような細菌を増やさないようにするためには、抗酸化力や高解毒力の「高品質野菜」を食べるのがおすすめです。つまり、どんな食事をするかによって、体内の浄化が進むこともあれば、その逆もあるわけです。


私たちは、希少なキノコ「ハナビラタケ」から

サイレントエストロゲン」という新しいカテゴリーの

細胞活性を発見しました