髪からわかる栄養状態!毛髪ミネラル検査とは?


人間の髪の毛、すなわち毛髪には、日々の体内の栄養状態が「ダウンロード」されていきます。髪の毛の根元に近い部分を調べることによって、最近2、3か月から、長い髪なら30年もの栄養状態が推測できます。

慢性疲労の症状がミネラルのアンバランスによって生じるということは、以前より指摘されていました。

 

この毛髪検査では、水銀、ヒ素、ベリリウムなどの有害金属6種類がどれくらい蓄積されているか、また、「必須ミネラル」と呼ばれ、日頃の摂取が欠かせない、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、リン、セレン、ヨウ素、クロム、モリブデン、マンガン、鉄、銅、亜鉛といった13種類の必須ミネラルと、バナジウム、コバルト、ニッケル、ゲルマニウム、ホウ素、臭素など7種類の参考ミネラルが欠乏していないかをみていきます。

有害金属は加齢とともに蓄積されていくものですが、マグネシウム、カルシウム、セレン、鉄、銅、亜鉛などの必須ミネラルやバナジウム、コバルトなどの参考ミネラルが欠乏している可能性があり、これらを含んだ食事を摂ることで6ヶ月後には異常高値は解消される場合が多く認められます。

 

私のクリニックの500を超える症例では、カドミウム、鉛、アンモニウムの値が高い人はタバコによる有害ミネラルの蓄積が考えられました。

疲労感はアルミニウム、 カドニウムの異常高値例が高頻度に顕れます。

また、甲状腺疾患と関係する、ヨウ素の高値例は、25%に認められました。

便秘があるとモリブデンの不足の傾向があります。

また、亜鉛不足の人は、腎機能低下や冷え性になりやすいようです。

 

しかし、そうしたことも、「高品質野菜」を多くとる食事に徹底的に切り替えたことで、半年から1年後には有害ミネラルは減少し、逆にマグネシウム、カルシウム鉛などの「必須ミネラル」は増加傾向になり、症状の改善が認められました。

 

「高品質野菜」については、また別に説明させていただきますね。


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